部屋数が多いほど良いというわけではない
小さな家を建てるときに、ついやってしまいがちなことは、部屋を細かく仕切り、4KDKなどにしてしまうことです。子ども部屋や、寝室、お客さまが来た時に通せる部屋などを考えると、部屋数が多い方が便利なように思えます。しかし、空間を区切れば区切るほど、その分壁が必要となって、狭くなってしまいます。思い切って区切りを減らしたり、部屋数の少ない家を選んだりすると、狭小住宅でも、開放感のある空間が広がります。
狭小住宅のメリットとは?
土地や家屋が小さなほうが、購入金額が安くなります。同じ予算で家を手に入れる場合、狭小住宅を選ぶと、より便利な場所に建てられることになります。また、住み始めてからも固定資産税が安く、家の修繕費なども安くなる傾向にあります。狭小住宅は面積が少ない分、光熱費が抑えられて、掃除がしやすく、共に暮らす家族の距離も近くなります。
家が狭いので、収納には注意が必要
狭小住宅で家の中に物が溢れると、より狭くごちゃごちゃとした雰囲気になってしまいます。限られたスペースをうまく使うためには、収納に工夫を凝らす必要があります。自分で家を建てる場合には、階段下に物置部屋を作って、物を収納するようにしたり、ロフトを作り、広い押し入れとして使うようにしたりするなど、思い切った方法がおすすめです。建売住宅を購入する場合にも、物の居場所が無いと、居住空間に物が溢れて狭くなってしまうので、オーダーメイドの家具などでしっかりと物の居場所を作るようにしましょう。また、「見せる収納」にすると、空間を区切らないので、圧迫感がなくなります。
狭小住宅とは文字の通りとっても狭いお家のことですが、明確な定義はなく一般的に狭小な土地に建てられた住宅のことを指しています。